8050問題を考える

こんばんは

いつもお読みいただきありがとうございます

 

今回は最近取り上げられることが多くなった8050問題について書きます

みなさん、ご存知でしょうか

ハチマル、ゴーマルもんだいと読みます

 

家庭内で起こる様々な問題

例えば、虐待、貧困

その当事者はというと認知症の親、精神疾患を持った子、パワハラなどを原因に就労出来ず引き篭もる子

大抵は、夫と離別、死別した母親と未婚、離婚により配偶者を持たない息子といった組み合わせが多いです

また、その多くがこの虐待、貧困につながります

親の介護に追われ逃げ場がない生活、結果として起こってしまう息子による親への暴力

介護に時間を追われ仕事に就けず、収入がないので親の年金を当てにする

 

精神疾患はストレスに対する脆弱性が要因となることが多いです

基盤が伴わない中でさらなるストレスを抱え、それを発散する場もなく、四六時中顔を付き合わさなければならない親との生活

起こるべきにして起きる事象と言えます

 

さて、福祉の関係者は何をしているのか、といったご意見もあるかもしれません

最近、こどもへの虐待で児童相談所、市の担当部局などに批判が高まったばかりです

地域では民生委員、福祉委員などの方々が、常に見守ってくれています

しかし、もちろん限界はあり、すべてを把握することは困難です

また、独居の高齢者、日々周囲を巻き込み問題を起こす人、平たく言うと目立つ人に対する目は常にあります

反対に子と同居といった場合、問題が明るみに出ない家庭については見過ごされやすいのが現状です

当事者自身は何も困っておらず、だから相談に繋がらないというケースもありますね

周囲は心配するものの、当事者が困っていない、一番厄介かもしれません

 

躾や体罰を現在も法律上では正当化しています

今回の児童虐待事件を気に見直しが進められていますが、躾と暴力の定義が曖昧なままと聞きます

年金を当てにする、家計に取り込まれている、親とはいえ個人の財産です

家族でも本人の承諾を得ず使い込めば、それは搾取、虐待に値します

当事者はなんとも思っていない、その背景にはそういった誤った認識によるものも含まれているのではないでしょうか

 

8050だけに限りません

9060、7040もあります

高齢社会が生む問題、ストレス社会、景気の低迷、様々な要因が考えられます

特別な人達の問題ではなく、誰にでも起こりうる問題です

 

多くの皆さまにこういった問題がごく身近にあるということを認識いただければ幸いです

 

お付き合いいただき、ありがとうございました