今日あったこと、気づいたこと
こんばんは
いつもお読みいただきありがとうございます
私は高齢者福祉に携わっていますが、とある地域で火災が発生しました
最近、頻発しています
出火原因の詳しいところまではわかりかねますが、やはり地域特性はあると思います
そこは以前チロリン村と呼ばれていたようで、新しいハイカラな住宅も軒を並べる反面、昔ながらの文化住宅、長屋の住宅もまだまだ残っています
高齢者の一人暮らし、低所得、そして男性が多いのも特徴でしょうか
その上、アルコール依存、ギャンブル依存、いわゆるゴミ屋敷、喫煙、取り巻きの怪しげな人達
どうしてもこうした要素がついて回ります
今回の火事、まだ出火原因はこれから現場検証というところですが、先程の要素の組み合わせが原因のようにも思います
高齢者の一人暮らし
なんなりとそうなった経緯はあります
ギャンブル、異性関係などで配偶者や子と離別、そして格安の住宅を紹介されて移り住む
おそらく保証人も不要なのかもしれません
こうした人達が一度何らかの病気にかかるなどして支援が必要になっても、親族は関わりを拒み、中には亡くなっていたとしてもことごとく拒み続ける方もいらっしゃいます
単にこれを非難することは出来ません、それぞれの歴史がそうさせているのですから
つい最近も、ご近所からの連絡で駆けつけ、新聞が溜まり、玄関灯、エアコンも点いたまま
レスキューが入ったところ、その男性高齢者は死亡していました
もちろん一人暮らし、死後最低3日は経過していたと思われます
この方の親族も遺体の引き取りを拒みました
さて、こうした高齢者を支援していく中で、様々な課題が浮かび上がります
まず、先程の火事、孤独死、貧困、取り巻きによる経済的な搾取など
認知症、アルコール、ギャンブルを含む精神疾患も背景にあります
私たち支援者、地域の関係者、行政機関、新聞社など企業の協力、そうしたものの努力により未然に防止出来ることもありますが、やはり密室で起こるものであり、監視していない限り100%防ぐきるのは困難です
しかし、手を拒めいているばかりでは意味がありません
逆に事が明るみに出ることでヒントももたらされます
日本は、まだ更に高齢社会の一途を辿ります
こういった事象は特別なものではありません
事象をきちんと検証していくことが、再発防止につながると思います
こうした高齢者の現状、高齢者と子の世帯がもたらす問題、それらについても考察していきます
どうもありがとうございました